NASAのオーロラ映像

NASAのオーロラ映像をMichael König氏が編集。
素晴らしい。

本サイトは、http://vimeo.com/32001208

もうひとつ私のお気に入り。
ハッブル宇宙望遠鏡が捉えた宇宙。

以前書いた私のBLOGより引用
黄金率について少し紹介すると、オウム貝やひまわりの種の配列、そしてマツボックリやツクシの螺旋が大きくなっていく比率と銀河系の渦巻きが大きくなっていく比率は等しい。また、オウム貝の渦巻きを500万倍に拡大するとハリケーンの渦巻き雲になる。
この比率は、また人間のDNAにも見られ、1単位の長さと幅の比率も同じ。自然界のいたるところで見いだされる。頭のつむじも同じなのだろう。
この黄金律は、数学のフィボナッチ数と呼ばれる。
フィボナッチ数とは、隣り合った数を横に数で順次足していくとできあがる数列で、0,1,1,2,3,5,8,13・・・と続く。
次に、右の数字から左の数字で割ってみると、数が大きくなればなるほど、1.618に限りなく近づいていく。5÷3=1.666、8÷5=1.600、13÷8=1.625と続けると、限りなく1.618に近づく。

仙台でのプロジェクトから考えたこと

今参加しているiSPPという震災の支援団体で、ひとつのプロジェクトが立ち上がった。
「仙台8万人の力」というプロジェクトで、仙台に住む小学生たちが、それぞれにメッセージを書いた応援旗を作り、200枚集まった。
その応援旗はひとつひとつが集まって全体にひとつの文字を織りなす。
それは
「光」
「絆」
ミクロのようにズームインフォーカスして、ひとつひとつの応援旗に焦点があたったり、ズームアウトして、光・絆という全体の言葉になったりする。

光、絆という言葉は、子供たちが選んだ言葉と聞いた。

大人たちも今、この星の上で生きていく上で、生活から仕事まで、もう一度捉え直すことに迫られるまるで鏡になるようなイベントだ。
自分の裡にある「光」「絆」。
本当はみんなにあるものだと思う。

いのちは光を発している。昔NHKの特番「生命」でも紹介されていたが、生命が発生する瞬間、光が生まれる。
生まれたときはピカピカであっても、社会の中で、それはそれはいろんな意識や常識や制度やら、いのちを活かすことを見失った外側の世界に知らず知らずのうちに基準をとられ、それだけが人間の人生のようかに思いこんでいる大人にとって、固い殻をいのちの内側から転換する力が、いのちの光には秘められている。

今度は個から全体に話しを移してみよう。
組織は、学校もそうだが40人くらいを越すと一人でマネージメントできるキャパシティを越えてしまう。だからこそ、会社には理念が必要となり、NPOにはミッションが大切になる。社員を活かせる会社は、そのど真ん中にしっかりとした文化が根付いている。個と全体の関係は、そこにある。だからこそ、優れた代表は何のために仕事をやっているのかを何度も何度も繰り返して話し、理念も深められ書き直しもする。代表は売り上げ数字の元を作る会社の状態が分かっているので、社員に対しては師として働き、社会に対しては慈善活動に近くなり小さなエリアでは地域、大きくは地球までを視野に収め、売り上げは結果となる。世の中不景気になろうが、強い会社は強い、その理由はここにある。
難しいのは社会の変化するスピードがとてつもなく速くなり複雑になっているので、育てている時間が無いため個人の能力に益々依存するようになっていることだろうか。

人間もそして他の生き物も、すべては次の世代のために生きているということが真理だが、次の世代に教えられることもある。
人間ひとりでは変われない。
愛する人や大切にしている人がいて始めて、人は変われるし成長できる。
人間って本当はすばらしい生き物だと思う。

サトウのメンチカツ

サトウのメンチカツを買うために行列の中で待っている間、吉祥寺の街は、秋の夕暮れで優しい光にみちていた。

休日で街もくつろぎ、笑顔で華やいでいる。
ささやかだけれど生活に暖かさがこもる人たちが行き交う。

高校1年の時、当時好きだった同級生の女の子から年賀状をもらった。
そこにはこんな言葉が書いてあった。
「群衆の中でこそ、孤独を感じる」
言葉は正確ではないかもしれないが、そういうメッセージだった。
彼女は聡明だったけれど、大学の教職には、まだまだ分厚い男社会の壁に阻まれ、就職した。
お父さんから譲り受けた政治観が、彼女を女性としては、疎外していく、そんなふうに感じていた。そしてお付き合いは成就しなかった。

街は自己組織化の網目を拡げ、その枝には、男と女、良いものが欲しい、そういう市場経済の要素が一つ一つエンジンとなって空間を作っている。

今日は、妻が大好きなサトウのメンチカツを、ナント、40分並んで買う秋の夕暮れ也。

全然孤独じゃないんだけどなあ。彼女、幸せに暮らしていて欲しい。



吉祥寺さとう:tel0422-21-6464

よくあるけど大切なこと

あなたってこういう人だよね、
その言葉を聞くと、
君が勝手に決めてんだろう、と言いたくなる。

人はもっと豊かな可能性を持っているにもかかわらず、なぜ人間を規定するような言葉が出るのか。

ペルソナ(仮面)で安心しあう人間の意識は、社会生活を営む上で、簡単便利ななまけものの手法にしか過ぎず、自分が意識で作り上げているアイデンティティーは、本当の自分でないかもしれないのに、せっせせっせとその意識で牙城を固めている自己防衛の悲劇としか言えない。

内部の声を止めること。ノイズを払ってみること。

自然、大いなる働き。

昔、山岳部だったので、多くの山に登った。

今でも登る。

一人で山に入り、夜を迎える。
テントから出て、寝袋一つで、星空を見上げる。

山に同化していく。目が慣れてくる。

始めは音に恐怖を感じるが、次第に無くなり、山に同化していく。

太陽とともに起きる。

鳥の鳴き声が祝祭のように美しい。

高橋克彦著「火怨」を読む

高橋克彦著「火怨」を読む。
上下二巻。
凄い。東北を理解するためには必須の本だと思う。

縄文の息吹があふれている。

東北は縄文後期にあたるが、中期は諏訪を中心としている。
高校の同級生が縄文土器の撮影をライフワークとしており
話を聞いた。

ともに諏訪を訪れた際、八ヶ岳での縄文人の話になった。
当時、火山活動がまだ続いていたにもかかわらず、縄文人の生活地域が、火へ向かっている。

もちろん暖を取るためではない。自然との対決でもない。
彼らをそのような行動へと向かわせた何か。

「火怨」を読むと、その何かが理解できる。

あまり書きすぎると本が読まれなくなるので、やめる。

中期に生まれた火炎式土器と高度な文明は、縄文人の何かを凝縮しており、日本の古層に流れる豊かなエネルギーとして今もある。

中身を紹介しないと書いたが、一カ所だけ。

アテルイが物部の二風に聞く。
「アラハバキとは何の神でござりまする」
答えて曰く
「陸奥とはあまり縁のない神。むしろ蝦夷にとっては敵に当たる。出雲に暮らしていた蝦夷の祖先を滅ぼした神じゃ。その須佐之男命が出雲の民より神剣を奪った。草薙の剣と申してな・・・別名をアメノハバキリの剣という」

「古事記」では、須佐之男命がヤマタノオロチを退治した結果、天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ。草薙の剣の別名)を得て、天照御大神に献上する。
これで「古事記」を再読する必要が出てくることが、お分かりになるだろう。
オロチ=蛇は、縄文の神もであった。
脱皮して生成変化するその生命力に縄文人が畏敬の念をもっていたことは
柳田民俗学に異をとなえ独自の研究を深めている吉野裕子「蛇」に詳しい。

古層の上に幾層もの文化が重ね合わされているが、
日本人の持っている変わる力は変わらない。

Steve JobsとMAC

知り合いからSteve Jobsの追悼をする会に誘われて、思ったこと。

MACは、あのドライブ感が好きだ。Powermac8100を当時メモリ積んで80万円くらいで購入し、爆弾マークが出ても、ひたすらひたすら耐えてメーカーの悪口も言わないという、それはそれはMAC信者だった^^;

昔、アップルの仕事をやっていたとき、お客さんと取引先という主従関係があまりなく、リゾーム的というか、課題があったらチームでそこにベストで挑むという文化で、面白かった。

Jobsは、賛否両論あるけれど、死の間際までいった人間の、ある何かが核になっているんだろうなあと思っていた。でないと魂が導かれるままに、とか出てこないでしょうし。ここはアメリカがJobsを経営者のモデルとして、社会全体のイノベートを図ろうとしても、なかなか実際には出てこないところにもなっているかと。

否のところは、ある意味、勝てば官軍なので、ウォズニアックはキツかっただろうなと思う。

Jobsは死ぬ間際に、何を考えたんだろう? それはappleの未来ではなくて、家族のことだったんだろうなあと思っている。

家族と会社がアンビバレントな関係になっていたことが、哀しいところだが、その埋めようのなかった隙間は、自分の子供に対して、お父さんはどう生きていたかを知ってもらうために、出版しているという、そこに託されていると思う。

心の目が開くこと

先日、小林秀雄さんのCDを聴き直ししていた。その中で
「君たちは、文字に託しているだろう」
というメッセージを受け取った。
文字に託す=それで良しとするのはやめなさい、というメッセージ。

これは文字だけの話ではない。

自分を何かに託したところから、考えることを停止してしまう。

頭で入れた情報は、すべて2次情報。

心の目が開くこと。

世界で何が起こっているのだろう

ギリシャ債務危機からドルが買われ、なんだ、結局、危機の際はドル買いかと。
つまらない。
今、何が動いているんだろう。

ブレトンウッズの維持に向けたアメリカのなりふり構わない戦略。
アメリカは世界最大の債務国なので、基軸通貨のドルが崩壊すると国家の崩壊となる。
石油で作り上げた20世紀の体制は、石油&ドルの歴史。

8月、中国がアメリカ国債を売り払い、無国籍通貨の金を買ったときに、アメリカの9月以降の戦略が決まったのだろう。

リーマン以降のQE1,QE2に引き続き、来春QE3も示唆されている。

紙幣をじゃぶじゃぶ刷らないと、回避できない。世界的なインフレ。そしてスタグフレーションの可能性。

2013年半ばまでアメリカは金利の引き上げをしないという表明。
買われる円。
75円に仕掛けられたノックイン債が、大量に存在し、切った場合、72円までが視野に入ってしまう。

日銀の介入で80円弱まで戻すものの、協調介入ではないため、ずりずりと下げている。8兆円という最大規模の介入だったのだが。
円高で、任天堂は1000億の赤字。

世界の覇権がユーラシア大陸に移動するにつれて、アジア系通貨が高い。日銀の介入が賛同されていないのも、元高、ウォン高が公認されているから。日本一国が円安にもっていこうとしても、アメリカは認めません、というメッセージ。

そして世界各国、政治が機能しなくなってきている。
日本然り。これは更に加速するだろう。しかし、この加速とは逆に国家による管理が更に進む。避けたい事態だ。

トルコ、インド、NY、地震が続くのは、90年代の半ばに地球が地殻変動期に入ったから。太陽の黒点活動が落ちている。NHKの特番でも放送されたが、11年周期だった黒点活動が、戻らない。あと1-2年でその答えが出る。

そんな何でもありの世界と地球状況で、2012年まであと二ヶ月となった。

東北、日本の復興が世界の手本になればと思う。

魂をこめて仕事をする、これが最近大切にしていること。