GWでの台湾訪問

5/2-5の期間、台湾の友人に会ってきた。20年ぶり。何故、台湾か?そりゃ、今、世界でホットな国は、ウクライナで次が台湾だから。現地から直接話しを聞いてみた。

台北中心地からタクシーで20分ほど行った中央市場という居酒屋で話を聞く。

習近平が5年後に台湾を統一すると宣言。台湾の人たちはどう受け止めているのだろうか?

友人)世代によって違う。上の世代は元々暮らしていたこともある国だから統一という言葉に違和感が無いが、若い世代は反中国。香港からも人が流れてきた。言葉が同じだから。香港からマレーシア、シンガポールに移った人たちも多い。
台湾でも富裕層は現政権に対して手厳しい意見を突きつけるが、リスクを考えてしっかり資産は海外に逃がしている。
中国との関係は入り組んでいる。そう簡単ではない。結論としては現状維持を望んでいる。しかし5年後は、、、
中国人も中国在住か海外在住かに分かれる。洗脳教育で分かれる。

台湾で流行っているものは?
友人)K-Popが流行っている。日本のアニメは根強い。キャラクターが魅力的。

日本アニメはワールドワイドなファン層を形成している。

龍山寺に行ったがお勧めのスポットは?
行天宮との答えに、翌日行ってみる。
平日にも関わらず、多くの人たちが説法を聞きに訪れていた。
台湾人の精神的支柱になっているのを感じる。
中国は共産党の統治になるので、同じ民族であっても唯物論だから宗教がポピュラーではないはず。

台湾の半導体生産は世界の7−8割のシェアを占める。最近はコロナ禍の反動で落ちているが、微細な半導体は協力に強い。中国の半導体生産はここまでのレベルではない。日本は半導体生産がバブル期以降で凋落したのは、PCの市場に適応できなかったため。これはYoutubeでも多く紹介されている。

兵役期間が政権の若年層取り込み政策でコロコロ変わる。3年 → 2年 → 4ヶ月 → そしてまた2年と。現在は2年である。

観光は九份(きゅうふん)の阿妹茶屋など

風水による設計で龍が有名な龍山寺では龍とフェニックスが対になっていた。

オミクロンの症状

罹患した人たちの意見を訊いてみると、様々だ。熱が出ても1日の人もいる。ただ、体の弱い箇所がやられるケースを聞く。

スウェーデンの新型コロナ対策

スウェーデンの新型コロナ対策が成功か否か、その答えが6月中旬には出るという。
自粛はしない、高齢者には注意を促す対策なので、集団免疫が4割に達すれば、成功のはず。
ということは、スウェーデンが成功した場合、自粛に向かった国々は何をやっていたのか?となる。
ウイルスとの共存は、福岡伸一さんが分かりやすい。
https://www.asahi.com/articles/ASN433CSLN3VUCVL033.html

Afterコロナ

新型コロナのbeforeには戻らない、というところで今日の直感。
表層、もの、知識、拡大から
深化、こと、知恵、シナジーへ。
ネットは更に重要に。
そして愛による統合が大切に。

日経WEBサイトの所得増減マップが興味深い

日経WEBサイトで掲載された所得増減マップが興味深い。

https://vdata.nikkei.com/newsgraphics/income-map/

1975年からのデータなので
ひとつの区に決めて歴史を辿ると歴史が分かる。
港区が現在1100万の年収平均(全国一高い)に対して
地方の過疎地は250万前後が多い。

私が育った大阪の箕面市という比較的所得が高い市でも
400万少し。

いかに東京、関東に一極集中しているかもよく分かる。

郊外の杉並や世田谷などは
1975年から平均して伸びている。
サラリーマン世帯が多いことが理由だろう。

日本のGDPとの関係でも
結果、東京、関東が牽引していて
地方が高齢化で伸び悩む構図が見て取れる。
面白いのは、北海道宗谷郡猿払村。現在の平均年収が約800万でホタテで稼いでいるらしい。ぶっちぎりの高さ!凄い。

数字は事実がよく見える。

To change the subjectで。

しかしながら先進諸国の中でもこれだけ東京のように一極集中している例は珍しく、フランスでもパリは10%程度に対して、東京は20%強。

南海トラフ地震、首都圏直下型地震が起こるとどうなるか?日本土木学会が今年6月に発表したように、20年の復興期間が必要となる場合、1400兆もの予算が必要になる。日本が崩壊する数字である。
事前対策を行う事で、3−4割の軽減することが可能になるというが。

村井俊治先生が研究を続けられる地震科学探査機構は、土地の測量技術から地震の予測を行うことで知られている。
https://www.jesea.co.jp/
私は応援する意味でこの有料メルマガを購読しているが
2年ほど前から関東は警戒レベルがずっと続いている。
慣れてしまう自分に気をつけよう。

マハティール首相から考える年齢について

マハティール首相の92歳という年齢に驚いた人が多いと思う。
はっきりとした物言いは、90年代後半のアジア通貨危機がタイのバーツ暴落をきっかけで起こり、その仕掛け人ジョージ・ソロスへの批判で表れていたと記憶している。
92歳という年齢は、人が意識する年齢に対してのパラダイム変換である。100歳を越えて活躍されるとすると、年齢に対しての常識を崩すことになるだろう。
昔100歳以上に長生きする人の共通点を探したことがあって、例えば自分が居ないと裏山を世話する人がいなくなる、とか、伝える伝統が途絶えてしまうとか、使命を帯びてやることがある人は長生きする。
逆の例として、アメリカ人がやることなく定年退職すると早死にするという。1年半というデータもある。
マハティール首相は顔の色つやも良い。100歳を越えて活躍されると人が年齢に持っている意識が完全に壊れ、その長生きの理由を理論化し始め、人の内因性に基づく精神状態と年齢の関係が更にはっきりすることだろう。

「ティール組織」フレデリック・ラルー著

組織論で秀逸な本の紹介。ティールとは青緑の意味。

組織論の進化を色で語っている。オレンジのトップダウン、ブルーの多元的組織、そしてティールの進化型組織。ブルーの多元的組織は協働のモデルだが異なる意見が出たときの調整が難しい。
それに対してティール組織は、10−12人をチームとした組織で意志決定が躓かない。経理や人事などのスタッフ職を縦割りで構成する多元的組織は、まだお伺いをたてる必要があるのに対して、ティール組織は採用や予算など自分たちのチームで完結する。

ティール組織は、社員の存在から揮発した個とチーム全体がまるで生命のように機能している。
ミレニアル世代の組織論だと思う。やる気、内因性による仕事の生産性は非常に高い。
やる気が奮起されたときのミレニアル世代のエネルギーは、眼を見張るものがある。

ミレニアル世代を企業が理解していない、このメッセージは、例えばwantedlyの仲暁子さんが「ココロオドル仕事を見つける方法」でも紹介されている。

世代論で語ると外から見ることになる分かった気になるが、内因性からの共感は、球を外側から見るかと球の内側から見るかくらいに違う。
人間が地球で生き延びるために必然的に起こったようなこの進化に対して、経済、政治はまだ適応できていないと考えている。

ティール組織

トランプ政権タカ派VS中華思想

トランプ政権はティラーソン国務長官の更迭から更にタカ派色を強めている。今の世界情勢は、トランプ政権のタカ派 VS 中華思想で動いている。今年の中間選挙に向けて過去最低の支持率を挽回する戦略を考えざるを得ない状況。
金正恩の訪中、六カ国協議への参加もその背景で分かる。
中国が制裁関税に対抗する同額の関税を課したことに対して、今朝、日経WEBでは、アメリカが更に対中制裁10兆円追加を検討。

トランプ政権タカ派VS中華思想は行くところまで行く可能性がある。手打ちが双方にとっての妥協点となるまで。
今年後半は何が起こっても不思議ではない。あおりを食らうのは日本。

日中関係の改善と日本の潜在力

日中関係の改善が進んでいる。これは外務省から経産省へ対中政策がシフトした結果。一体一路政策への協力を視野に入れている。トランプ大統領が最低の支持率を更新し、共和党内に置いてもフリーダムコーカス勢力との対立が表面化し副大統領がいつでも大統領の代行を遂行できる体制が着々と進んでいる。行きすぎたポリティカルコレクトの結果揺り戻しのアメリカファーストだったが、再度揺り戻しが生じている。
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クレイトン・クリステンセン著「ジョブ理論」

「破壊的イノベーション」の権威であるクリステンセンの最新作。
破壊的イノベーションが成功率25%行けば良い方で,博打的な側面があったことを鑑み、更に因果関係を見極めるために理論化したクリステンセンの渾身作。

納得することしきり。一日で読み切れる。

話はミルクシェイクから始まる。ミルクシェイクを購入する層を調べたところ、朝の通勤途中にドライブスルーで購入し暇な運転時間にはもってこいの商品だったことが分かる。ベーグルはパンクズが落ちるが、ミルクシェイクは細いストローで飲むのに30分かかり、そこそこ空腹感も満たされる。つまり朝のミルクシェイクは通勤途中の暇なドライブ時間を埋め合わせるにはもってこいの商品だったという訳だ。

企業のイノベーションが、その商品を雇用(購入)することで何を解決しようとしていたのか?焦点の当て方が全く違う。
ミルクシェイクを雇用するという表現を使っている。

人は日常生活で様々なジョブを抱えている。マットレスが凹んで熟睡できない、子供との対話、すべてジョブと括るのだが、雇用=消費はこの解決をするものであるという定義。従って製品の機能アップやマーケティングによる層の分析より何故雇用する必要があったのか?そこにはどのような日常的なストーリーがあったのかを深掘りし、核となるジョブに組織的なパワーを集中させる。

モノから発想するのではない。モノから発想すると、年齢層による消費動向とニーズ分析は製品の機能高度化に向かうことが多く、はたしてマーケットに受け入れられているのかどうかがはっきりとしないままイノベーションに突き進む。ガラパゴス化からの脱却である。

20年に渡る研究成果であり、イノベーションが当たるも八卦当たらぬも八卦という博打的な側面から脱却させた成果は、さすがである。
一読されることをお勧め。

来日されたときに、日本は80年代、90年代イノベーションの嵐で世界中を席巻したのに、今の日本はどうしてこんなに元気が無いのだ?というクリステンセン博士のメッセージ。

90年代からは護送船団方式が崩れ、経営環境もガラッと変わってしまい、価値観も当時とは全く違う。かと言って日本で起業することの障壁は相変わらず高い。これは初期投資のエンジェル、ベンチャーキャピタルの層が薄いこともあろう。ちなみにFacebookのザッカーバーグはロックフェラーの孫であり、Googleも起業時かなりの投資を受けている。
日本でも新しいタイプのベンチャーキャピタルが出てきたが、まだまだ。
大手のジョブ理論マーケティングで成功している例は、パナソニックの時短製品などがある。忙しい共働き夫婦にとって時短は必須。全自動洗濯機から食器洗い機など時短製品がバッチリはまっている。私の姉は子供が小さい頃、野菜を洗濯機で洗っていたが、彼女なりに時短を追求した結果。凄すぎる、、、、

日本では、起業障壁の高さがあったとしても、ジョブ理論は役に立つ。特に起業する若い人たちに勧める。出資するベンチャーキャピタルも論理的に納得できるはず。

忙しい夫婦は、omni7での食材調達からホットクック!

忙しい夫婦にはもってこいの無水調理器SHARPヘルシオの「ホットクック」。
食材を入れてメニューを選択し、あとはお任せ。
この2週間ほどで、シチュー、さばの味噌煮、ひじきの煮物、10種類くらい作った。どれも美味い!
忙しすぎる夫婦には、omni7=イトーヨーカドーの宅配サービスが便利だ。
夜8時から10時まで届けてくれる。
我が家はこのomni7での食材調達 → ホットクックで回したところ大正解!

ホットクックは、妻が勝間和代さんのロジカルクッキングを知って勧めたのだった。2.6Lが作り溜めできて便利。

世界の情報は4年で倍になっているということは

世界の情報は4年で倍になっているという。
この数字を知って本の要約サイト「フライヤー」に申し込みをした。
日本では年8万冊の本が刊行され、そのうちビジネス書は6000冊。これは個人が年間で読める量ではない。
使ってみて日頃読まない本に行き着くことが多かった。
引き込まれた本としては、「Hard Things」ベン・ホロウィッツ、この本で紹介されていた「インテルの戦略転換」アンドリュー・グローブ。CEOの職務は誰も教えてくれないことが分かる本。プロセスの中で判断決断の連続でありベンチャーの場合、突然訪れる状況変化に対して毎日がジェットコースターに乗っているかのようなテンションの高さがある。
特に戦時中のCEOと平時のCEOは違うというくだりは納得。今は戦時中なのである。

さて、4年で情報が倍になるということは、状況分析が非常に複雑で高度になる。パラメーターも多くなる。若い人には、やりたいことをやったほうが良い、と言いたい。
情報を創り出す側に歩がある時代だと思うから。

ガンバレ!ホリエモンロケット「モモ」

何度も何度も燃焼実験を重ねて、その失敗は一回につき軽く100万円飛ぶという。
ロケット発射の一回当たりの失敗は押して計るべし。

あのスペースX率いるイーロン・マスクも4回失敗して、ギリギリまで追い込まれ、Googleに身売りするかどうかという瀬戸際まで行ったとき、テスラの新車発表に助けられた。
今では、ボーイングと並んでアメリカのロケット事業を担う柱だ。

このチャレンジ精神は人に元気を与える。