デフレ脱出とアート

政府がデフレ宣言をしてから、ではどうやって抜け出すの?
その答えを考えていた。マクロ経済ではリフレ流行であったりするけれど、
日々仕事で結果を出さないといけない私たちにとってのデフレ対策は?

今考えている答えは、アート、芸術です。

商品のみならず、商品を伝えるということについても、サービスについても、いま重要なものはアートだと思う。

こっちの方が安いとか、ゴリゴリ計算するアポロン的な意識に対して、
ディオニソス的なエネルギーとしてアートはある。

このことに気がついてから、新宿のイシバシ楽器でシンセサイザーを衝動買いしてしまうし、小説が面白くて
ワクワクしながら本を読む楽しさを思い出している。

そんな話をお客さんともお友達とも言える方に話した。その方が京都に行かれたとき、俵屋宗達の風神雷神図おみやげ用の小さなな屏風をプレゼントしてくださった。嬉しいなあ。
私のノートパソコンはデスクトップに風神雷神図があしらわれている。そのことをご存知だったのだ。
感謝。

そして先日、阿佐谷のプラットホームに、長谷川等伯展覧会の大きな看板が立っていて、その作品に圧倒され、しばらく見とれていた。2010年2月に上野で開催される。凄い作品だった。行く予定。
安土桃山から江戸の中期にかけて、豪華絢爛な作品が登場してくる。ギラっとして凄いエネルギーをもった作品群。

そんな話を妻にしてみると、次に葛飾北斎の話になった。妻はその実際の大きさがあまりにも小さいので、驚いた、という。巨大に引き伸ばして見せても、あれだけの迫力を保っている。凄い、と。北斎は、フランスの絵画にも影響を与えている。