2月中旬半年ぶりにドル円が転換した。
今まで、ドル円は逆相関の関係にあった相場が、相関の相場に転換した大きな分岐点だった。
エリオット波動は5波で相場を形成することが知られているが、この最終の5波の終わりが2月中旬であった可能性もある。最終であったかどうかは、後で分かることである。
日本のGDPに占める輸出の割合は約15%。円安が助けになればいいと思う。
最終でない場合は、ドル円が1995年につけた79.50銭を軽く割り込むだろう。まったく逆になっている可能性もあるが、2010年を過ぎないと答えは出ないだろう。
CDSそしてSIVの損失金額が計り知れず、いずれ表に現れる。すべてが明らかになったとき、見えない不安恐怖から次に向かうことができるというのは、今までの歴史通り。
エリオット波動もコンドラチチェフ理論も、上げ下げ(ブル=強気、ベア=弱気)と期間の話だ。どれだけの期間を経て上げているか、そして下げているか。
金融工学のおかしなところは、人間の存在を無視していることだ。これに強欲と自分だけ良ければいいというエゴが結びついたとき、人類全体は長い目で見たとき大きな危機に瀕する。
若い人に伝えたい。
決して楽して金儲けをしようとしないで欲しい。楽をしようとしてお金を儲けたとき、後で痛手を負うことを知るだろう。
仕事は社会全体に対しての貢献であり、辛いことも苦しいことも人間が持つ真への意志から越えることができ、愛はそのプロセスで働く人間の美しいエネルギーだ。
乗り越えたとき、それは大きな成長でなり、喜びとなる。