久しぶりのブログとなってしまった。
申し訳ないです。
昨年母が逝去し、今日のBLOGは介護の方法論として参考になればと思う。
軽い認知症で近所の総合病院に通っていた。住んでいたのは近所のワンルームマンション。
7年前から週に1度は食事をした。曜日を決めることが大切だった。
薬の管理について以下で参考になればと思う。
心療内科の薬は、はっきり言って、ボーっとさせる。そして飲んだか飲んでいないかが本人も忘れてしまう。
何度か飲みすぎて、倒れていたことがあった。
以下で薬の管理について。参考になれば。
1)薬を分けて入れるケースがある。1週間の薬が入り、月曜日から日曜日まで、朝昼晩、就寝前と区切られてスペースに薬を入れておくタイプを利用。
結果、駄目だった。
飲まなければならないという意識が強すぎて、飲んだかどうかわからなくなったとき、飲みすぎていた。
働いていないと曜日も曖昧模糊としている。
飲みすぎて倒れていたことが何度もあった。このときから一日必ず1回は電話をして、出なかったら1時間後に再度電話。それでも出なかったら、行くというルールを作った。
これで3度救われた。危なかった。
2)郵便で薬を当日分のみ送る方法。
土曜日曜の到着分は速達で送った。
これはうまくいった。
一回で飲む分を小さなビニールのパックに詰めるのがコツ。そして袋にマジックで朝用、昼用と書いておく。100円ショップで売っている小さな袋でOK。
1年ほど継続した結果、2日に一度は母宅に行き、今度は薬を置いてくるようにした。その方が顔を見ることができて安心だったので。しかし仕事上、できない方も多いと思う。
3)同居したいという気持ちが出てきたので、同居。
薬の管理は、問題無し。
畳の上で最期を迎えさせてあげたいという気持ちから、訪問医療、訪問看護、訪問介護の皆さんでチームを作った。
しかしながら間に合わず、病院の救急で逝去した。
認知症が出てきてからの薬管理は難しい。特に同居していない場合、仕事を持っているとなかなか行くこともできないと思う。
歩けるうちは、郵便で送る方法もひとつだろう。
ヘルパーさんにも来てもらっていたが、薬の管理までは職務上できないので、家族が考えるしかない。
今は、キッチンに写真を飾って、口数が少なくいつもニコニコしていた母が、私たちを見守ってくれている。
安心して死ぬことができない社会は不幸だと思う。
最期は身を任せることができて、初めて人は元気になれる。
だから妻のご両親にも、何かあったらちゃんと面倒見るからね、と声をかけている。
最後は、愛をもって接する、これしかないと思う。
皆さんの参考になれば幸いです。